北ア南部前衛 古城山 (953m) 2011年3月5日

所要時間 13:43 山神社−−14:13 古城山 14:18−−14:36 山神社

概要
 山頂北東側の山神社から往復。神社裏の尾根に踏跡があり、藪皆無で登れる。付近一帯は松茸止め山で茸シーズンを外して登るべき山。山頂付近は溝や平坦地など人工的な地形が見られ城跡の雰囲気が残る。北側に展望あり。


 浅川山から下山してまだ時間がたっぷり余っていたので、昼寝をしてからおまけの山に登ることにした。手近で労力をさほど必要としない山として事前に古城山を候補に入れていたので向かう。地形図では破線は特に描かれていないのでどこから登ってもいいが、道を期待するなら北東山麓にある神社が最有力だろう。過去の経験からして麓の神社、お寺、墓地の裏から山頂まで道があるパターンは多い。

その名も「山神社」 結構立派な神社であった

 神社前に案内標識があって(ただし神社の案内ではなかった)除雪された駐車スペースにまだ閉鎖された公衆トイレの建物。ここに車を置いて歩きだす。日中で気温が上がって杉花粉が心配だったが、僅かに目に感じるだけで東京よりもだいぶマシだった。周囲を見ても山の中ではほとんど杉は見えなかった。

林道を歩く すぐ終点で松茸止め山
本日の入山者? 造船所みたい 斜面にはこの程度の道がたくさんある

 神社横から車道が上がっていたのでまずそれを辿るが小さな沢に沿って僅かに上がっただけですぐに終点で、あとは適当に登るしかない。周囲は松茸止め山で入山禁止の看板が賑やかだが今のシーズンオフは問題ないだろう。左右どちらの尾根に取り付いても山頂に至るがとりあえず右手の尾根に取り付いた。結構急な斜面だが適度に木が生えていて藪は皆無でどこでも歩ける状態だった。下のほうは赤松の純林ではなく大半が檜で、その中に踏跡なのか獣道か不明だがあちらこちらに何となく筋がある。中には明瞭なものがあり、それがキノコ取り用だろう。稜線まで続くのかと思ったら途中で消えたりと本当に縦横無尽にあった。北向きの斜面だが標高が低いのでほとんど雪は無かった。

尾根に出るとやっぱり道あり 尾根を登る
さっきまでいた浅川山 860m肩は僅かに西を巻く

 筋を適当に繋いで尾根に出ると明瞭な踏跡があり、入山禁止の看板が賑やかでバサバサになった荷造り紐が汚らしい。860m肩に達すると傾斜が緩んで道がいっそうはっきりし目印が現れる。どこから登ってきたのだろうか。まあ、これだけ入山禁止標識があるくらいだからどこからでも登れるか。藪は皆無だし。

標高890mのお堀らしき微小キレット 尾根は西へ曲がる
平坦地も混じる この上が山頂

 平坦な尾根が終わり、標高890mで尾根が右に曲がるところでお堀らしき微小キレットが登場する。それより上部では尾根の途中に人工的と思われる平坦地が見られるようになり城跡っぽくなってきた。尾根上は赤松が混じるが松以外の木も多かった。

古城山山頂。「岩原城址」の標柱あり
古城山から見た雨飾山〜妙高山(クリックで拡大)
古城山から見た後立山(クリックで拡大)

 小さな平坦地から1段上がったこれまたてっぺんが平らなピークが城跡の古城山山頂だった。朽ちかけた「岩原城址」の標柱が立つだけのそっけない場所で山頂標識はなかったが、北側の展望が少し開けて雨飾山〜妙高山にかけての稜線が見えていた。あっちは相当の積雪量だろうなぁ。

 帰りも同じルートを下った。

 

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